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データセンターにおける危機管理

大手金融系のデータセンターともなると、そのセキュリティ管理体制は空港の搭乗ゲート並みに厳重だ。センターへ入館する際には、金属ゲートをくぐり、警備員にカバンの中身を広げて確認を受けた上で入館となる。これ位ならそこら辺の企業でも行っていると思うかもしれないが、金融系のセンターでのそれは執拗なまでのチェックによって行われる。昼食用にフゼストフード店でハンバーガーなどを買い、センター内に持ち込もうとすると、警備員の手によってハンバーガの包みを一つ一つ開封し、その中身までつぶさに確認されてしまう。これはかなり病的な光景といえる。この異常な光景が、当たり前に思える位、データセンターでの危機管理体制は、精度の高いものとなっている。災害が発生してもオンラインシステムを停止させない。それが大前提として存在し、実現するために設計がなされている。仮に地震が発生しても、サーバ設置されているフロアは潰れない。たとえ他のフロアが潰れたとしても。職員が滞在するフロアと、サーバが置かれているフロアでは、明らかに作りが違うのである。そしてその思想が一番現れているのが、テロ対策マニュアルだ。大手都市銀行に存在するテロ対策のシナリオには、サーバからテロリストを隔離する為の対応が記載されている。そしてそれを可能とするのが、センター職員の人命である。

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